googleアシスタントが本当の意味で役に立った出来事
androidスマホにはgoogleアシスタント(オッケーグーグルのやつね)が搭載されているわけだが、あれを有効に使っていると感じる場面はなかなかないものだ。
僕は自宅にgooglehome miniを設置し、赤外線リモコンの機器を音声操作できるように設定もしているのだが(別の機器との連動が必要)、一年間使ってみてそこまでの必要性は感じていないというのが正直な感想だ。
もちろんこれからさらに進化していくジャンルだし、現状でも便利であることは間違いない。
だが、今のところは人間側の合わせなければならない部分も多く、無理にAIアシスタントを利用しなくても通常のスマホ操作の方が便利だし、家電の操作にしても細かい操作を音声で行うには限界があり、ほとんどの人はAIアシスタントに頼んでいる間に自分で動いた方が早いと感じると思う。
この問題に関しては、人間の慣れとAIアシスタントの進化の中間が解決点になるだろうが、趣味的の範囲で使うに留まることが多いのが現状である。
だがつい昨日、僕自身がgoogleアシスタントに助けられる場面があった。
僕は月に一度、出張で別の事業所で業務を行うのだが、その際はいつもと異なり長靴が必要となる。
月に一度のことなので、忘れる危険に備えて車に長靴を積みっぱなしにしているのだが、通勤の道すがら急に不安に襲われた。
「今日長靴を積んでいただろうか?」
長靴が車に乗っているのを見なかった気がしたのだ。
降ろしていないならばあるはずだが、まさか。
確認したところ、後部座席に無い。
荷室にも無い。
つまり無い。
そして思い出した。
今月の車検のときに、降ろしていたのだ。
さて、大問題だ。
出張の時は朝の6:40くらいに家を出るのだが、始業は8:30で、渋滞が酷いと通勤に90分くらいかかってしまう。
すでに30分以上走っていたので、家に戻る時間はなく、なんとか通勤途中に長靴をゲットするしかない。
こんな早朝ではあるが、長靴を手に入れる方法はある。
現場労働者の味方、ワークマンなら朝7:00から営業中だ。
つまり通勤途中にワークマンがあれば、勝てる!
出張先は岐阜だが、僕は神奈川から転居してきた身であるため、地理にはうとい。
普段使うルートの途中にはワークマンは無く、ルート変更は避けられないため、検索してワークマンの所在地を確認せねばならない。
回り道がどのくらいの時間ロスになるかわからない状態で、コンビニの駐車場でゆっくり検索する時間は無い。
そこで、googleアシスタントである。
信号待ちの間に「オッケーグーグル、付近のワークマン」と指示。
すると付近のワークマンがリストアップされる。
残念ながら最も近いワークマンは通り過ぎていたが、通勤途中に寄れそうなワークマンが一軒存在する。
そのままgoogleマップナビでルート案内を実行し、目的地のワークマンへと向かった。
グーグルマップナビはカーナビとしては粗い部分もあるが、渋滞情報はかなり正確で、ワークマンへの到着予想時間が実際の到着と誤差1分程度だったのは凄い。
そしてそこからはYカーナビで職場へと案内してもらい、無事始業10分前には職場に入ることができた。
今回googleアシスタントに助けられて思ったのは、一刻も早く適切な検索結果を得たいときには非常に有効な手段であるということだ。
さらに他のgoogleアプリとスムーズに連携するので、車の信号待ちなどわずかな時間のわずかな操作でも(あるいは操作しなくても)ナビなど目的の動作をさせることが可能だ。
こういった新しい道具は、普段予想するのと違う場面で役に立ったりする。
そういう経験を積み重ねていくと、使う側にも有効な使い方が見えてくる。
まだまだ不完全な道具であるAIアシスタントだが、困ったときに反射的に呼び出せるよう心掛けておくと、意外な活躍をしてくれるはずだ。
大事なことは、恥ずかしがらずに「オッケーグーグル」と言うこと。
「ヘイ、siri!」でもいいけど。
普段から声に出して言う練習をしておこう。
ちなみに僕は、帰り道に「オッケーグーグル、次の一宮行きの電車は?」と聞いている。
もちろん周囲に人がいない場合にだが。
こんなものはしょせん慣れだ。
AIの進化だけに任せず、AIに指示ができる人間が未来に行けるのだと僕は思う。